株式会社エス・ポワールは、特定非営利活動法人サパ(西アフリカの人達を支援する会)が提唱している「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンに賛同しています。 「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンとは、ユニセフがアフリカで配布しているマラリア予防農薬蚊帳を安全な普通蚊帳への転換を求めて行っているものです。 ん?何? 世界の子供たちの健康を維持するためという本来の使命のもとにマラリヤ予防があり、にもかかわらず安全でない蚊帳が配布されているということ? と疑問に思われませんか。 私もはじめは、驚きを禁じ得ませんでした。以下にサパのホームページより農薬蚊帳についての詳細内容を抜粋させていただきましたので、是非、ご覧ください。 ■蚊帳の配布によるマラリアの予防活動(ODAによる農薬蚊帳の配布に反対) 現在、世界で毎年約3〜5億人がマラリアに罹患し、200万人が命を奪われている。内犠牲者の90%がサハラ以南のアフリカに集中し、その大多数が5歳以下の子供で占められている。 サパは、これらのマラリアによる死亡者数を減らすべく活動地ギニアのドブリカ県タネネ郡サナワリア村で、村民達に現地産の蚊帳を配布(貸与)し罹患率の減少に努めている。 他方、日本のODA活動では、住友化学(株)開発の殺虫剤「ベルメトリン」(ピレスロイド系)を蚊帳の糸に練り込むことで蚊の侵入を阻止できるとし、アフリカのタンザニア国で住友化学が蚊帳の生産工場を2005年の早期に建設の上、10万張単位で生産しアフリカ全土を対象に配布を開始している。 しかし、サパはこれらの農薬蚊帳の配布にたいし反対キャンペーンを展開している。その理由は、次の通りである。 1. 蚊帳には元来、蚊を蚊帳の中に進入させない機能が備わっているため農薬を蚊帳に練り込む必要は全く無い。サパでは、農薬と無縁の普通の蚊帳を配布(貸与)しマラリアの罹患率を下げている。 2. 農薬蚊帳に練り込まれている殺虫剤「ベルメトリン」には、発がん性の恐れがあるむね「アメリカ科学アカデミー」が指摘している。蚊帳利用者の健康を阻害する可能性が高いことを裏付けている。 3. サパ配布の蚊帳のコストは1張り約200円である。農薬蚊帳は約700円のため、無農薬蚊帳を3倍以上数量配布ができることになる。不要な農薬蚊帳の生産は、税金の無駄使いと言わざるを得ない。 サパが配布(貸与)している地元産の普通の蚊帳である。上記農薬蚊帳の取扱説明書には「蚊帳を触った手で食べ物を食さないように」と書かれている。西アフリカでは手掴みで食する習慣が定着していると共に、識字率が低く注意書きが読めない住民が大半を占める。子供達が危険に曝されている。 ギニアにおける活動報告から ユニセフが配布している農薬蚊帳によって子供たちに障害が発生してもそのメカニズムを解明しない限り配布が止まらないとなれば、子供たちへのダメージは、計り知れないとサパでは日本のユニセフ協会に対し、安全な普通蚊帳への転換を求めた要望書を提出、対してユニセフからの回答は、世界保健機構(WHO)の安全基準を満たしたものであるという趣旨で、未だ農薬蚊帳が配布されているというのが実情です。 支援とはいったいなんであろう。 本ページをご覧いただいた皆様が本質を感じ取られ、サパが提唱する「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンに賛同していただれば幸いです。 未来を担う子供たちのためにも一日でも早く、安全な普通蚊帳配布への切り替えがなされることを希望してやみません。 株式会社エス・ポワール 代表:松田美保子
株式会社エス・ポワールは、特定非営利活動法人サパ(西アフリカの人達を支援する会)が提唱している「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンに賛同しています。
「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンとは、ユニセフがアフリカで配布しているマラリア予防農薬蚊帳を安全な普通蚊帳への転換を求めて行っているものです。
ん?何? 世界の子供たちの健康を維持するためという本来の使命のもとにマラリヤ予防があり、にもかかわらず安全でない蚊帳が配布されているということ? と疑問に思われませんか。 私もはじめは、驚きを禁じ得ませんでした。以下にサパのホームページより農薬蚊帳についての詳細内容を抜粋させていただきましたので、是非、ご覧ください。
■蚊帳の配布によるマラリアの予防活動(ODAによる農薬蚊帳の配布に反対)
現在、世界で毎年約3〜5億人がマラリアに罹患し、200万人が命を奪われている。内犠牲者の90%がサハラ以南のアフリカに集中し、その大多数が5歳以下の子供で占められている。 サパは、これらのマラリアによる死亡者数を減らすべく活動地ギニアのドブリカ県タネネ郡サナワリア村で、村民達に現地産の蚊帳を配布(貸与)し罹患率の減少に努めている。 他方、日本のODA活動では、住友化学(株)開発の殺虫剤「ベルメトリン」(ピレスロイド系)を蚊帳の糸に練り込むことで蚊の侵入を阻止できるとし、アフリカのタンザニア国で住友化学が蚊帳の生産工場を2005年の早期に建設の上、10万張単位で生産しアフリカ全土を対象に配布を開始している。 しかし、サパはこれらの農薬蚊帳の配布にたいし反対キャンペーンを展開している。その理由は、次の通りである。
サパが配布(貸与)している地元産の普通の蚊帳である。上記農薬蚊帳の取扱説明書には「蚊帳を触った手で食べ物を食さないように」と書かれている。西アフリカでは手掴みで食する習慣が定着していると共に、識字率が低く注意書きが読めない住民が大半を占める。子供達が危険に曝されている。
ギニアにおける活動報告から
ユニセフが配布している農薬蚊帳によって子供たちに障害が発生してもそのメカニズムを解明しない限り配布が止まらないとなれば、子供たちへのダメージは、計り知れないとサパでは日本のユニセフ協会に対し、安全な普通蚊帳への転換を求めた要望書を提出、対してユニセフからの回答は、世界保健機構(WHO)の安全基準を満たしたものであるという趣旨で、未だ農薬蚊帳が配布されているというのが実情です。
支援とはいったいなんであろう。
本ページをご覧いただいた皆様が本質を感じ取られ、サパが提唱する「農薬蚊帳」配布反対キャンペーンに賛同していただれば幸いです。
未来を担う子供たちのためにも一日でも早く、安全な普通蚊帳配布への切り替えがなされることを希望してやみません。
株式会社エス・ポワール 代表:松田美保子
+++++ SUPA カレンダー10周年記念 WEST AFRICA 写真集 出版ご案内 +++++ 株式会社エス・ポワールは、特定非営利活動法人サパ(西アフリカの人達を支援する会)を応援しています。 サパでは、西アフリカからの情報発信源の一つとして、写真家・飯塚明夫氏の躍動感みなぎる素晴らしい写真を掲載したWEST AFRICA写真集 が出版されました。この写真集を是非お手にとっていただき、西アフリカに住む人々の暮らしと伝統文化への理解を深めてくだされば幸いです。 ■ご案内と申し込み方法 >>> 株式会社エス・ポワール 代表:松田美保子 URL:http://www.npo-supa.com/ E-Mail:supa@jade.dti.ne.jp